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芝山町の文化財を訪ねて(その1)・・・巨樹編

 

芝山町は、千葉県の北東部に位置し、都心からは60km圏内。成田国際空港の南に隣接し、高谷川と木戸川が町域の東と西を流れ、川沿いの谷津水田と標高40m前後の平坦な下総台地からなる。
台地には、旧石器時代から江戸時代まで数多くの遺跡があり、中でも古墳は現在でも100基ほど残されている。県指定文化財5件、町指定文化財14件を有している。昭和30年7月1日に二川村と千代田村が合併し町制施行。町名は知名度のある芝山仁王尊と明治元年に置かれた柴山藩にちなんで名付けられた。(芝山町文化財マップから引用)

今回は、町指定の「巨樹」を訪れてみました。

 

普賢院の槙の木

加茂地区にある「普賢院」は、国道296号から町道に入りすぐの所にありました。
普賢院参道です。坂道と杉並木が風情があります。

本堂は、小ぶりですが彫刻が施され立派です。

「槙の木」は、本堂の左側にあります。
高さ約18m、幹の太さ目通り4m、樹齢は推定300年とのことです。

境内の上空を成田国際空港に着陸する航空機が通過。ほぼ直下です。

 

相馬高神社本殿脇の大杉

上吹入地区にある「相馬高神社」は、道路からは全く見えず、階段と坂道を登りきったところに境内があります。

本殿の目の前に「大杉」がありました。
神社の御神木として地区の住民に祀られてきたもので、高さ25m、幹の太さ目通り5.5m、町内有数の巨樹とのことです。

 

上吹入の杉と椎の双体樹

相馬高神社の鳥居をはさんで本殿とは反対側に「双体樹」はありました。
杉の高さは約25m、椎は約15m、双体の目通り幹周は5.5mとのことです。

双体樹のすぐそばには、田園を見下ろせる場所がありました。

熊野神社の梛の木

殿部田地区にある「熊野神社」は、県道八日市場八街線から車1台が通れる道に入り左側にありました。
 
熊野神社の左側にある西福寺は、戦国時代の「山中城主 和田氏」の祈願所だったそうです。
左が「西福寺」、右の鳥居の奥が「熊野神社」。

「梛の木」は、熊野神社の御神木で、高さ約15m、幹の直径80㎝とのことです。
余談ですが、ナギの葉は切れにくく丈夫なことから縁が切れないとして「縁結び」や「夫婦円満」の木としてお守りにされることもあるようです。

 
 

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